コラム

第4回

この場面でなんと言うか?

すっかり久しぶりのコラム更新になってしましました。

このwebsiteを作成してくれた友人と少し前に電話で話をした時に

友人「コラム更新してる?」

私「していません、、、、、。」

友人「どうして?」と聞かない所が彼の最大の優しさなのでしょう。

替わりに言われた事は「更新されないサイトは駄目サイトの典型」

胸が痛みました。

こんな立派なwebsiteを作ってくれたにも関わらず、殺しているのは私。生かすも殺すも自分次第と改めて感じました。

人は言い訳をします。

私もそうです。

もし友人に「なんでコラム更新しないの?」とあの時聞かれていたなら

「ごめん。色々と忙しいんだよ」と言っていたはずです。

色々忙しくもあり色々と忙しくないのが現実の中、「ごめん。色々忙しいんだよ」と言えば

自分を納得させる為の理由になっていたはずです。

言い訳ってそうなんですね。

自分を納得させるための理由なんです。

でも大体、自分を納得させた後「後悔」が生まれるのも事実だと思います。

「ごめん色々、忙しいんだよ」と言った後に「書く時間いっぱいあるじゃん」と自分自身を俯瞰して

書かない自分が悪いと自責の念に囚われていたはずです。

でもきっと書いてなかったでしょう。そんなものです。(怒られますね)

友人が考えて「なんでコラムを書かなかったの?」と私に聞かなかった理由は定かではありませんが

あの場面で「駄目サイトの典型」と言われた事が、その後私を書かせる方向に持って行きました。

このサイトを見て私を知る人もいるのですから。

この「駄目サイトの典型」という言葉は完全に私の顎を捉えた右ストレートパンチの言葉なのです。

先に、人は言い訳をする

と書きましたが同時に理由を知りたがる生き物でもあります。

理由を聞かないと納得出来ないからでしょう。不安になるからでしょう。

まさに私がそうです。理由を知りたがる小心者です。

つまり私はガードをガチガチに固めた状態だったのです。

突破口を開くには攻撃は必要です。

つまり、人との会話をする上で攻撃、有効打となるのは(表現が正しいかは別とします)

この場面でなんて言うか?と考えられた一言。

それが人の心を突き動かすのだと思います。

師匠に一度、車の中で

師「お前。落語家になる前学生時代とか何やっていたんだ?」

私「音楽、やってました。ミュージシャンになるのが夢でした」

師「それで色々あって俺の落語を聞いて、俺の弟子になったと」

私「はい」

師「まー、音楽の夢から逃げてきたとは言わんが、、、、。死ぬ気で音楽やってなかったってことだな。落語死ぬ気でやれ!」

これはヘビー級のボクサーのパンチを練習生がまともにくらったぐらい心の中で泡を吹いた言葉でした。

ここでも師匠は「何故、音楽の夢を諦めた?」なんて一言も聞いてません。

聞けば私が言い訳をすることが分かっていたからでしょう。

落語を死ぬ気でやるしかありませんし、そのつもりで入門しました。

言い訳を捨て必死に進むのみです。







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