コラム

第9回

2017年

あけましておめでとうございます。

元日にコラムを更新しないのが私の不精の性格を表してます。

「今年は良い年にしたい」
「今年も良い年にしたい」

誰もが新年を迎えるにあたりそう思います。私ももちろん毎年思う事です。

普通の事です。

昔、中学の入学式で何人かの先生が新入生へ向けて簡単な挨拶をする事がありました。

大凡の先生方が
「君たちは希望に満ちている」
「夢を持って!!」
「素晴らしい友人達と青春を!」

と挨拶をする中で1人だけある先生が

「今から紙飛行機を作ります。時間を計ります」と言い、無言で折り紙を折はじめました。

13歳の私は
「果て?この先生は紙飛行機の早折の達人か?」と思いましたが、、、。

先生
「30秒で完成しました」

体育館の全新入生、沈黙。

先生
「遅いと思った?早いと思った?遅かったかな?だってわざとゆっくり作ったんです」

体育館の全新入生、さらに沈黙。

先生
「でもね、、、。」
いきなり、作った紙飛行機を手の中でくしゃくしゃに丸め。
先生
「壊すのは0.5秒。これが人生です。でも壊れたらまた作れます」

という挨拶した先生がいました。

それから20年近くたってもなんだかあの時の話が心に残っていてたまに思い出す時があります。

言い換えれば
人生は壊すこと、あるいは予期せず壊されること。
それを再構築すること、又は新築すること。の繰り返し。

と言った感じでしょうか??

毎年、暮れに
今年の自分はどうだったか?と振り返り。数日後に新年を迎え「今年は」か「今年も」を決めて良い年にと願掛けをする。

「一年」を点で見れば
良い、悪いはあるかもしれません。
最高。最低。とすら感じる事もあるでしょう。

「人生」を線で見れば
悪いは良くなる為の糧。
良いはより良くなる為の助走。

点と点を結び線を引くと結局人生山あり谷あり。

点を感じるのが大晦日。
そこから新年を迎えまた365日線を引く日々の始まりなんです。
でもその日々はしんどくとも希望に満ち溢れてます。

私は正直。
今年「は」良い年にしたいですね。笑

皆様にとって2017年良き年になりますように。
そして、私にとって良き年になりますように。
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